南区 教育
公開日:2016.01.28
関東学院
歴史的建造物にお別れ
中学校旧本館 3月解体、卒業生ら見学
三春台の関東学院中学校で2009年まで使用されていた旧本館が取り壊されることになり、1月23日、24日に「お別れ会」と題した見学会が開かれた。
英国の城塞風
旧本館は1929年、米国の建築家、J・H・モーガンの設計で建てられた。建物は鉄筋コンクリート3階建て、地下1階、延べ面積3715平方メートルで教室や礼拝堂があった。「ノルマン様式」と呼ばれる中世英国の建築様式が採用され、玄関部分の城塞風の塔が特徴。旧根岸競馬場一等馬見場などを手がけ、横浜にゆかりの深いモーガンの設計で、92年には市から歴史的建造物の認定を受けた。
老朽化で09年に使用を終えた後は、建物保存を目的に学校側が寄付金を募るなどしたが、一部に崩壊の危険性があり、補強工事が困難と判断され、取り壊しが決まった。
見学会には卒業生や市民など2日間で約700人が参加。立ち入り可能な教室や礼拝堂を巡った。50年前に卒業したという女性は「礼拝堂のピアノで賛美歌を弾いたことを思い出した。取り壊されるのは淋しい」と思い出の学び舎がなくなることを惜しんだ。
関東学院によると、3月から解体工事を始める。20年以降、旧本館の外観を模した校舎を復元させる予定。その場合でも歴史的建造物の認定は継続される。
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