神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2016年6月9日 エリアトップへ

唐沢の空き家を改装してシェアハウス・カフェをオープンした 岡部 友彦さん 38歳

公開:2016年6月9日

  • LINE
  • hatena

挑戦と交流の支えに

 ○…空き家となった築55年のアパートを自らの手で改装した。「想像以上に大変ですね」とはにかむ。代表を務める中区の「コトラボ合同会社」としては3軒目の空き家の再利用。初めての取り組みとなるカフェを5月中旬にオープンさせ、自分の店を開きたい夢を持つ人などが日替わりでオーナーを務めている。「小さなビジネスに挑戦できるチャンスを広げたい」と真剣な表情で語る。

 ○…2007年12月に設立させたコトラボについては「一言でいえばまちづくりをする会社」と説明。現在は横浜だけでなく、まちづくりのプロジェクトの一環で愛媛県の松山市三津にも事務所を構える。大学で建築を学んだ後に東京大学大学院に進み、都市を一つの生き物と捉えて分析する研究に没頭。「建物などの”モノ”づくりだけではなくまちのデザインやイメージ、雰囲気などの”コト”づくりも大切」と強調する。

 ○…横浜との関わりは10年ほど前から。中区寿町で活動するNPO法人を紹介され「人情味あふれるこの町にハマった」という。05年、素泊まりの「ヨコハマ・ホステル・ビレッジ」が横浜市の1回目の「まち普請」として認定され、同事業をスタート。現在、運営する50部屋は、国内外からの旅行者やイベントの前泊利用者を中心に週末は満室状態だという。

 ○…藤沢市出身。高校生のころに建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトや安藤忠雄らの作品に感銘を受けて建築の道へ。現在は社会起業家として企業、自治体、海外からも多数の講演依頼が寄せられる。5月まではカフェに近い唐沢で5年間生活した。「閑静な住宅街でとても良いところ」とほほ笑み、そんな”お気に入りの地”にあった空き家を使ってオープンさせたシェアハウスとカフェは「通りすがりの方々が気軽に立ち寄って交流を楽しんでもらいたい」。生まれ変わった空間で人々の挑戦と出会いを支え続ける。

南区版の人物風土記最新6

高野 一哉さん

県内の若手塗装業者らによる「神奈川昭和会」の会長を務める

高野 一哉さん

別所在住 42歳

3月28日

境 領太さん

3月14日、都内開催の「起業家万博」で関東代表としてビジネスプランを発表する

境 領太さん

中区在勤 39歳

3月14日

竹内 一郎さん

市大病院の医師で能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

二葉町在住 51歳

3月7日

川崎 順一朗さん

理容店「ヘアーサロン アンス」の店主で、県の優良衛生技能者に選ばれた

川崎 順一朗さん

山王町在住 61歳

2月29日

千原 幹男さん

2月17日に餅つき大会を行った中村町一丁目第二あずま会の会長を努める

千原 幹男さん

中村町在住 76歳

2月22日

佐藤 和義さん

「桜剣士会」の創設者で、今年度の市スポーツ普及功労賞を受賞した

佐藤 和義さん

南太田在住 65歳

2月15日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook