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弘明寺で日・タイ共同制作 神奈川大と王立工科大 まちのイメージを形に

社会

掲載号:2018年6月7日号

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箱型の木を重ねた作品
箱型の木を重ねた作品

 弘明寺商店街で5月31日、神奈川大学とタイの学生が共同で作ったまちのイメージを形にしたオブジェの展示があった。

 昨年10月、商店街を舞台に商店街内の不動産会社「泰有社」と建築設計を行う「オンデザインパートナーズ」、神奈川大学工学部建築学科の山家京子研究室が協力し、空き店舗を使った魅力発信企画が行われた。今回はその続編として、神大生と神大出身の建築家でタイのキングモンクット王立工科大学で講師を務める西堀隆史さんの研究室で学ぶ学生が共同でプロジェクトを進めた。

 タイから13人の学生が5月22日に来日。神大生16人と3〜4人のチームを組み、弘明寺のほか、横須賀や箱根などを歩き、まちの様子を観察した。弘明寺周辺の気になる場所や物を撮影し、そこから得られたイメージを形にしていく作業を連日続けた。

 あるグループは商店街に掲げられた旗や標識など、普段は見過ごしてしまうような風景を木で作った箱を積み上げた物からのぞいてもらう作品を商店街内に置いた。神大の金井賢三さんは「今までとは違う商店街の様子を感じてほしかった。商店街を歩く人が足早に通り過ぎているように見えたので、この作品によって立ち止まったり、ゆっくり歩いてほしかった」と意図を語る。別のグループは、商店街の周辺にたばこの吸い殻が多く捨てられている場所があることに着目し、木を交差させ、そこに吸い殻入れなどを置く作品を飾った。

ローカルな雰囲気

 タイのシティチァイ・ラオタウィーサップさんは「東京と比べてローカルな雰囲気を感じた」と弘明寺の印象を語る。タイの学生は建物間にある数十cmの隙間にも「タイではあまり見られない」と注目していた。

 神大の米山昴佑さんは「タイの学生の発想は刺激的で、コミュニケーションを図る勉強にもなった」という。山家京子教授は「まちの方から多くの声をもらい、改めて温かい場所だと感じた。今後は地域の方と一緒に何かを作ることも考えたい」と今後の展望を語った。
 

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