運営の担い手が減り、一時は今年の開所休止が決まっていた永田みなみ台の南永田団地1街区にあるプールが7月20日にオープンした。休止を知った主婦が中心となり、準備を進めて開所にこぎ着けた。運営には永田中学校の生徒も協力するなど、地域全体でプールを守っていく。
プールは1974年に団地とともに建設され、以来、団地内に住む子どもたちの夏の遊び場となってきた。大きさは10m四方。南永田団地1街区自治会の役員やプールを利用する子どもの保護者らが当番制で運営を担ってきたが、子どもの減少や清掃に人手を要することなどから担い手が減少。今年の開所について、一時は見送りが決まっていた。
それを知った団地住民で主婦の伊藤博子さんは「2歳になる子どもがプールを楽しみにしていた。子どものためにも自分が担い手を引き受けようと決めた」と話す。自治会役員と相談し、今年も開所できることになった。
永田中生が支援
伊藤さんが中心となって準備し、開催当日は利用する子どもの保護者が清掃や受付などを手伝って運営する。伊藤さんが永田地域ケアプラザを通じて団地以外にも支援を呼び掛けた結果、プール清掃に永田中学校の生徒がボランティアとして協力。開催中は生徒3人が交代で参加することが決まっており、支援の輪が広がりつつある。伊藤さんは「子ども連れだとプールの掃除が大変。中学生らが手伝ってくれてとても助かる」と感謝する。
団地外に開放
昨年までは団地の居住者しかプールを利用することができなかったが、今年からは幼児でも気軽に楽しんでほしいという思いや、子どもが減少したことなどにより、団地外にも開放している。30人程度まで受け入れが可能で、前日までに予約をすることと、保護者が同伴できれば無料で利用できる。定員に達し次第申し込みは締め切られる。時間は午前10時から正午まで。利用時間の前後1時間で準備と後片付けを行う。
8月の開催日は5日、10日、17日、26日、31日で26日には釣りゲームやボール転がし、ミニスタンプラリーなどのお楽しみ会が行われる。
プールの予約、問い合わせは伊藤さん【電話】090・6127・0615。
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