南区 コラム
公開日:2018.09.06
〈連載〉さすらいヨコハマ㉞
横浜の放送局
大衆文化評論家 指田 文夫
tvkをはじめ、ケーブル局やコミュニティFMなどが多数ある現在だが、1960年代に横浜の放送局と言えば、ラジオ関東(現・ラジオ日本)しかなかった。首都圏最後のラジオ局だったので、先進的で洋楽にも強く、後に作家となる五木寛之や向田邦子らも番組を書いていたとのこと。
その中で『昨日のつづき』という番組は平日夜10時台の放送で、女優の冨田恵子、男性は永六輔、大橋巨泉、前田武彦、はかま満男らの中から数人が出る構成で自由に話していた。今、テレビに溢れている「トーク番組」の先駆けだが、非常にレベルの高い番組だった。
これがヒントになっている映画がある。石原裕次郎、浅丘ルリ子の『憎いあンちくしょう』で、北大作というテレビキャスター役の裕次郎は「今日の3行広告から」という番組で、新聞の3行広告を取り上げて番組を制作。彼の役は、永六輔をモデルにしていて、貧乏な元作詞家になっている。
(文中敬称略)
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