戻る

南区 社会

公開日:2019.08.01

塗装業者団体
障害児施設を奉仕塗装
40年近く続く活動

  • 室内の天井を白く塗った

  • 部屋のドア部分を塗る作業員

 県内の塗装業者による「神奈川昭和会」(高野一哉会長=高野塗装/別所=)と一般社団法人日本塗装工業会神奈川県支部(佐藤道正支部長=大和/高砂町=)がボランティア活動として7月9日、障害児の養育施設「横浜訓盲院」=中区竹之丸=の室内塗装を行った。

 昭和会は1979年から毎年、施設などでのボランティア活動を続けている。この日は44社から66人が参加。南区からは関東塗装=前里町=らも参加していた。

 訓盲院には、知的、身体、肢体不自由などの障害がある19歳までの43人が生活。同院を拠点に学校に通っている。

 5つの部屋とロビーなどを塗装。汚れや傷が目だった天井や壁、ドアなどを塗り直した。子どもが学校に通っている間に塗り直しを完成させなければならず、職人らが素早く、丁寧にはけやローラーを動かしていた。

 同院の伊藤紀子施設長は「全国からさまざまな支援をいただくが、塗装工事をしていただけるケースはほかになく、とても嬉しい。部屋が見違えるようになった」と喜んだ。

 昭和会の高野会長は「各社が技能を高め、経営を安定させ、社会貢献活動を継続していきたい」と述べた。

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS