地震・崖崩れなど
南区役所は地震発生時の地域防災拠点や大雨時の危険な場所、津波による浸水予測など、さまざまな防災情報をまとめた「南区防災マップ」を作成し、8月から全戸配布を始めた。9月中に配布を完了させる予定で、これまで複数のマップに分かれていた情報を一本化し、自助に役立ててもらおうとしている。
マップは折り畳み式で、広げるとA1判(約59cm×84cm)で両面カラー。片面には区内全域の地図が入り、地域防災拠点の場所や土砂災害警戒区域、土砂災害警戒情報の発表とともに避難勧告が発令される区域などを印や色を使って示している。反対面は主に吉田新田の区域内が対象となる県想定の「慶長型地震」の津波による浸水予測や最大規模の降雨想定(24時間で332ミリ)での大岡川水系の浸水想定区域のほか、地震発生後の避難場所の説明など、災害対策全般について説明されている。
都度対応で複数化
これまで、区が作った防災関係のマップは、災害時に自宅で生活できない人が一定期間生活する地域防災拠点の対象地域を説明したもの、土砂災害警戒区域を紹介したもの、洪水によるハザードマップなどが別々に作られていた。東日本大震災や横浜市内でも死者が出た台風など、災害が起きる度に、それに対応したマップを作ってきた結果、複数の防災関係地図が存在していた。
地震、津波、洪水、崖崩れと自然災害の種類が多様化する中、防災マップを一本化することで、区民の災害への備えをより分かりやすくするねらいがある。
作成した区役所総務課は「色などを工夫して、複数の情報を一つのマップにまとめることができた」と話す。マップは全戸配布。8月から順次、各戸に配っており、9月中には完了する予定。問い合わせは同課【電話】045・341・1225。
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