〈連載〉さすらいヨコハマ㊵ 美空ひばり【2】 大衆文化評論家 指田 文夫
前回に続き、私が見た美空ひばりの映画と舞台について書く。
映画の最初は、1951年に蒲田で見た『とんぼ返り道中』。角兵衛獅子、孤児の話で大変に悲しく、「おっかあー、ゴーン(寺の鐘)」には泣きましたね。嵐寛寿郎の『鞍馬天狗 角兵衛獅子』はテレビで見たが、江利チエミ、雪村いづみとの3人娘による『ジャンケン娘』は満員の池上の映画館で見た。
舞台は、77年7月と83年11月の新宿コマ劇場公演、後者についてはロック雑誌『ミュージック・マガジン』に書いたのが、私の自慢。第一部の劇『たけくらべ』は、ひばりの身登利が40歳までいくのが泉鏡花の『婦系図』みたいで変だったが、ニュー・ミュージックから演歌、自分の曲まで歌う二部の『83歌はひばりと共に』は、本当にすごいと言うしかなかった。
(文中敬称略)
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