市立横浜商業高校(Y校)のバトントワリング部が南区の交通安全運動に貢献したとして、9月30日に南警察署から感謝状を受け取った。南まつりや交通安全パレードへの参加が評価されたもので、交通安全活動で警察から高校に感謝状が贈られるのは市内で初めてだという。
同部は毎年、春の交通安全運動のパレードで演技を披露。南警察署は「さわやかな演技が南区の交通事故防止に貢献している」と感謝する。そのほか、毎年5万人が来場する「南まつり」や、春の風物詩となっている「南区桜まつり」などにも参加し、華やかな演技を披露。地域との交流や南区を思う活動が評価され、感謝状が贈られた。
同部は9月21日に横浜国際総合競技場=港北区=で行われたラグビーW杯のニュージーランド対南アフリカ戦で、試合前のパフォーマンスに出演。両国の国旗色に合わせた青と緑のポンポンを持ち、日の丸を彷彿させる赤いTシャツを着て演技。集まった6万人の観客からは大きな拍手が送られた。
「どんな時も笑顔で」
部員15人と比較的少ない。主な活動場所は校門から入ってすぐの広場で、本格的な指導を受けられるは外部コーチによる月2回だけ。そのため、山本桃花さん(3年)がコーチ、森脇聖良さん(同)がプレイヤーとして部に残り、チームを支える。
校門前でよく練習を見るという女性は「限られたスペースでひた向きに練習する姿に感動する」と日ごろから同部を応援する声は多い。
9月29日にあった「バトントワーリング神奈川県大会」ではQUEENの「Don`t Stop Me Now」に合わせた軽快なダンスで観客を魅了。11月の関東大会への切符を手に入れ、その先の全国大会を目指す。外部コーチの南田弘美さんは「各々が自分の役割を理解して活動している。月2回しか指導できない中、本当によく頑張ってくれている」と称える。
チームの合言葉「一笑懸踊」には、常に笑顔で踊るなどの思いが込められている。部長の谷田知花さん(2年)は「どんな時も笑顔を大切に頑張りたい」と話した。
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