南区 文化
公開日:2020.02.13
古文書の見方解説
蒔田で大河考証者語る
今年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で古文書考証を担当する戦国史研究者の大石泰史さんによる講演会が2月1日、旅館松島=蒔田町=であった。蒔田に関係のある吉良氏について調査している市民団体「蒔田の吉良歴史研究会」(斎藤勁会長)の主催で約50人が参加。
大石さんは「麒麟がくる」の劇中に出てくる文書が時代に合っているかチェックする役割を担っている。中世の文書や手紙について「書かれている内容以外にも多くの情報が隠されている」と説明。例えば、紙が貴重だったため、文書に使われている紙が大きいほど品位が高かったという。ほかにも、相手の名字のみを書いた場合は、強い敬意を示しているなどのポイントを紹介した。
その後は今川義元と三河吉良氏の関係や吉良氏の義元に対する軍事的な反発の背景を説明した。
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