新型コロナウイルスの集団感染が発生し、横浜港に停泊していたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内では、県内の医師や看護師が乗員・乗客の対応にあたっていた。
横浜市から要請を受けた県看護協会=横浜市中区=は県医師会、市医師会と結成した日本医師会災害医療チームのメンバーとして、2月14日から19日のうち、17日を除く5日間で延べ52人の看護師を派遣した。
「支援ナース」対応
同協会は災害時に被災地などで活動する登録制の「災害支援ナース」や大学病院、総合病院の看護部長らに呼び掛け、派遣する人員を確保した。看護師は医師とペアで活動し、乗客らの健康状態をチェックした。
同協会の渡邉二治子専務理事によると、県の災害支援ナースには、現在256人が登録。これまで、2011年の東日本大震災や16年の熊本地震での派遣実績はあるが、集団感染や船内の活動は初めてだという。
「強い使命感」
渡邉専務理事は「現場での対応が求められる難しい状況だったが、それぞれの看護師が強い使命感を持って活動してくれた」という。「派遣者以外にも活動希望の看護師が多くいたことを誇りに思う」とし、「この経験は貴重なもので、今後に活かしたい」とした。
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