新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、横浜市は市立の小、中、高校、特別支援学校を3月3日から13日まで、一斉休校にしている。
休校中の子どもの過ごし方や保護者の対応について、地域子育て支援拠点「はぐはぐの樹(き)」=弘明寺町=を運営するNPO法人「さくらザウルス」の横田美和子理事長は「ウイルスへの対応は過敏になり過ぎず、手洗い、うがいなど、インフルエンザに気を付けるのと同じように、基本的なことを励行してほしい」という。その上で保護者には「子どもと向き合うことが辛ければ相談してほしい」と呼び掛ける。
はぐはぐの樹の交流スペースは15日まで利用できないが、「横浜子育てパートナー」事業による電話相談は受け付ける。専用ダイヤルは【電話】045・721・8686。
公共施設は休館
南区内の公共施設は、地区センター、コミュニティハウス、スポーツ会館、スポーツセンター、みなみ市民活動・多文化共生ラウンジが15日まで休館。地域ケアプラザも自主事業を取りやめ、部屋の貸し出しも休止する。老人福祉センター「南寿荘」は31日まで休館する。
南区主催、共催イベントの中止や延期情報は、決定次第、区役所サイトに掲載されている。
商店「3〜4割減」
外出機会が減っていることから、飲食店などを中心に商店からは悲痛な叫びが聞かれる。
南太田駅周辺のある飲食店店主の男性は「通常より売り上げが3〜4割は落ちている」と話す。これまでは駅利用者が常連客の中心だったが、それも減っているとし、SNSを使った店のアピールに力を入れているという。弘明寺や横浜橋通商店街の各店店主も「3割は減っている」と口を揃える。
これから迎える桜の季節ににぎわう大岡川沿いの飲食店の店主からは「花見客も激減するようなことがあれば、店の存続にもかかわる」と深刻な表情で早期の事態終息を願っていた。
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