新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、横浜橋通商店街(高橋一成理事長)は2月から通路への消毒液散布を始めるなど、感染防止への取り組みを進めてきた。外出自粛要請後も商店街を訪れる人が減らない中、同商店街は「『清潔第一』をモットーにこれからも安全に配慮して営業を続けたい」という。
買物客に安心して訪れてもらおうと、商店街では感染予防措置として、2月21日に通路の消毒を初めて行った。まな板や野菜の殺菌に使われる次亜塩素酸ナトリウム液を薄めて散布。散布用の機械を購入し、役員が約1時間半をかけて作業した。それ以降も隔週で散布を続け、4月からは毎週金曜日の夜に実施。効率良く作業するための器具を作るなど工夫を重ねている。
アーケード開放
商店街のアーケードは定期的に開放し、換気を良くしている。4月に入ってからレジ付近などに客との仕切りとなるビニールシートを設置する店舗も増えてきた。
高橋理事長は「『清潔であること』をモットーにお客様、店舗従業員ともに感染を防ぐことに全力を注いでいる」とし、消毒に関して「お客様から『安心して買い物ができる』との声をいただいている」と語る。これまで、商店街の店舗従業員から感染者は1人も出ていないという。
緊急事態宣言により、商業施設の休業などで生活必需品を求める客が商店街に足を運ぶケースが全国的に見られる。商店街での感染を心配する声に対し、高橋理事長は「商店街は密閉はされていないので、密集、密接に気を付けて買い物をしてほしい」と呼び掛け、混雑しないように店舗でも注意を払っていく。
今後、同商店街は宅配によるサービスも視野に入れており、商店街に人が集まらない状況を作ろうとしている。
弘明寺商店街でもアーケードの開放や密集、密接への注意を呼び掛ける放送を行うなどの対策を講じている。
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