栄養士が教える食育コラム 11 コロナ対策"3本柱"を紹介 管理栄養士 山田恵子〈特別養護老人ホーム勤務〉
5月25日に新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言が解除されましたが、感染のリスクは考えられ、引き続きウイルス対策が必要です。神奈川県のポスターにもある通り、感染予防対策の3本柱は【1】手洗い【2】マスクの着用【3】よく寝て、よく食べるです。【1】と【2】は実践している人も多いと思いますが、【3】は「つい夜更かししちゃう」「暑くて食欲がない」などの理由から疎かになっていませんか?
よく寝るためには、体を動かし、運動することが大切です。そのためには体の基になるご飯やおかずが必要です。よく食べることで体調を整え、エネルギーを作り、質の良い睡眠につながります。しかし、スポーツ施設などは営業を自粛しているところもあるので、いつものような運動はできないと思います。量より質を意識して食べ過ぎないようにしましょう。
思うように外出できないのは苦しいですが、このコロナ禍を毎日食べている食事を見直すチャンスと考えましょう。
動物性油の摂り過ぎ注意
主食(ごはん/パン/麺類)、主菜(肉/魚/大豆製品/卵)、副菜(野菜/キノコ/いも/海藻類)、乳製品や果物をバランス良く食べることで体調を維持します。春巻きの皮に野菜とハム、チーズを乗せたものなどは簡単に作れておすすめです。
注意することは1つ、動物性油脂の摂り過ぎには注意してください。植物性油脂には少ない、飽和脂肪酸が多く含まれます。乳製品はヨーグルト1個、もしくは牛乳200ミリリットルのどちらかを一日1種類にし、肉類はなるべく脂が少ない部位を選びましょう。
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