まちのお医者さんが教えます コラム❻ 新型コロナと生活習慣病 ちゃんと定期通院していますか?
今般、新型コロナウイルス感染症の蔓延が続く中、我が国の感染者数は1万7103人(6月7日時点)に達していますが、一方懸命な治療により回復者は1万5079人(6月7日時点)に上ります。
4月に発出された緊急事態宣言も解除になりましたが、「医療機関の待合室で感染する危険性があるのでは」と懸念され、持病があるにもかかわらず定期通院を控えておられる方々が多いのではないでしょうか?
糖尿病、心不全、呼吸器疾患で定期通院中の方、がん等で抗がん剤や免疫抑制薬を使用中の方、透析治療中の方などは新型コロナウイルスに限らず、感染症に対する抵抗力が脆弱であるため重症化する危険性が指摘されています。
例えば、糖尿病では高血糖が続くと感染しやすく、重症化の危険性が増加します。だからこそ定期的な受診、主治医による状態評価が不可欠になります。
現在、医療機関では換気、空気清浄・殺菌に加え、来院者の手指消毒、待合室のソファ、ドアノブ等の殺菌消毒処置等、感染防御策の徹底が図られております。
治療は中断せず、マスクを着用して定期通院を続けることをお勧めします。そして「密」を避けて、こまめに手を洗い、感染予防を図って参りましょう。
■南区医師会
南区宿町4の76の1
【電話】045・713・7777
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