エコバッグがまちを笑顔にする――。
7月1日から始まったレジ袋有料化に合わせ、地下鉄弘明寺駅そばのパン店「デュークベーカリー」では6月下旬、店員で六ツ川在住の幡野かのりさん(26)がイラストを担当したエコバッグの販売を始めた。パンのイラストが入った布製で、価格は400円(税別)。バッグには、あんパンや食パン、クロワッサンなど10種類が描かれ、目を引く。「大き過ぎず、小さ過ぎずを考えて作った」と話し、縦横約30cmで持ち運びに便利だ。店長の赤川元昭さんは「パンの特徴をとらえてかわいらしく描けている」と太鼓判を押す。
幡野さんは永田台小、永田中出身で今も地元に住んでいる。平日は会社員として働いているが、「高校生のころからお世話になっているから」と会社が休みの土曜日はアルバイトを続けている。5月ごろ、レジ袋が有料化することを知った。趣味の絵を生かし、「お客さんが楽しく買い物ができ、エコロジーについて身近に考えられたら」などの思いで、パンのイラストを入れたエコバッグの販売を決めた。
「自由にデコレーションしてもらいたい」という思いから、イラストの色をシンプルにして、余白を大きくした。バッグを買った女性は「かわいいキャラクターで親しみが持てる。バッグを持って商店街で買い物したい」と笑顔で話した。
オリジナルキャラも
幡野さんは「ものづくり全般が好き」だという。同店の看板メニュー「弘明寺あんぱん」をモチーフにしたキャラクター、「つぶちゃん」と「こしくん」の生みの親でもあり、手作りのぬいぐるみも作っている。「自分の趣味がまちの役に立てば嬉しい」と今後も制作活動を続けていくとしている。
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