交流の拠点
1994年に設立。井土ヶ谷駅や弘明寺駅から徒歩20分以上の立地だからこそ、住民からは「地域の拠点」として親しまれており、施設に週に何度も訪れる人も多い。約80のサークル団体が利用し、文化、芸術、スポーツといった幅広い活動を繰り広げている。
同じ指定管理者の市内7カ所の地区センターと頻繁に情報交換し、自主事業のアイデアを共有するなど、ネットワークを生かす。現在、六ツ川のこども植物園から提供された2m超えの笹で作った七夕飾りが存在感を放っており、「コロナに負けるな」「元気に過ごせますように」などのメッセージが寄せられている。
緊急事態宣言下の臨時休館中はホームページに、おすすめの絵本やアルミ缶アートの作り方を掲載し、子どもが退屈しないように工夫を凝らした。佐々木那樹館長は「利用制限が掛かるが、部屋の貸し出しなどは行っている。職員総出で館内の消毒や換気を徹底するなど、コロナ対策は万全なので、皆さんには安心して足を運んでもらいたい」と呼び掛けている。
郷土史伝承に一役
昨年の地区センターまつりでは、江戸時代の荷役制度「助郷(すけごう)」の伝承を目指す「永田村助郷伝承保存会」と協力し、永田地区の歴史を知ってもらおうと、関連資料を展示した。1万冊以上の本が並ぶ図書コーナーにも、助郷の書籍を置くなど、郷土史の伝承に努める。
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