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南区 社会

公開日:2020.07.23

南区の公共施設を紹介【4】
ニーズに応える運営
南図書館

  • 背表紙川柳コーナーを紹介する大塲館長(右)と職員

 1992年開設。横浜市内にある18館の図書館で最も駅に近く、京急弘明寺駅そばにある。地元住民はもちろん、電車で来る人も多く、土日は約1千人が訪れる。建物の4階と屋上に弘明寺公園プール(今年は新型コロナウイルスの影響で休業)が併設され、夏には家族連れでにぎわう。

 南図書館のマスコットキャラクター「ぐみょじい&ぐみょにゃん」は六ツ川の県立横浜国際高校エンターテイメント部の生徒が作成し、地域から親しまれている。南区の外国人人口は約1万800人と、横浜18区で3番目に多いことから、各国の文化や風土を紹介するイベントを行うなど、地域に合った企画を打ち出してきた。

 少子高齢化などの影響で減少する読み聞かせボランティアのサポートにも意欲を見せる。子どものニーズに合う本の選び方や読み聞かせのコツなどを専門家から学ぶ研修会を秋ごろに開催予定で、新しい取り組みにも積極的。3密状況を作らない運営方法を考える。

背表紙川柳に注目

 大塲洋子館長は「『地域貢献できる場』が合言葉。コロナ禍でもできることを職員で模索し、皆さんに読書の楽しさを実感してもらえる環境づくりに努めている」と話す。最近始めた施策は、本のタイトルを組み合わせて作る「背表紙川柳」。職員がおすすめの本で一句を披露し、利用者からは「面白い」などの声が寄せられている。

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