南区 社会
公開日:2020.07.23
【Web限定記事】馬車道発横浜アイドル「ポニカロード」
新しいライブの形 探る
ファンも工夫で盛り上げ
馬車道発横浜アイドル「ポニカロード」の定期ライブが7月19日、西区のYokohama O-SITEで行われた。ポニカロードは毎月、同所でライブを開いていたが、コロナ禍で3月以降は取り止めており、開催は2月以来5カ月ぶり。
この日はメンバーの1人、南仲ないろさんの誕生日を祝う「生誕祭」が開かれた。会場側は観客に県のLINEコロナお知らせシステムへの登録を求めるなどの対策を講じた。これまで、会場前方は立って観覧、後方に座席があるスタイルだったが、前方に間隔を開けていすが置かれ、観客は50人に限定された。
バナナが好きな南仲さんのために、ポニカロードとの共演が多く、この日も出演したミハラユイさんがオリジナル曲「Bananaaah!」を制作してプレゼント。南仲さんは軽快なダンスとともに歌い上げ、ファンは南仲さんのカラーである黄色いサイリウムで応えた。
観客はこれまで「コール」と呼ばれる曲に合わせてメンバー名を呼ぶなどの方法で盛り上げていたが、それも制限。代わりに、事前収録したコールを曲に合わせて流し、ファンの声援とメンバーの歌声がミックスされた。これはファンからの提案で、ポニカロードと会場側が相談して採用された方法だという。
「生誕祭」は当初6月に開催予定で、1カ月延期となったが、南仲さんは「生誕祭のために何カ月も前から練習してきて、その成果を見せられて良かったです。マスクをしていても、ファンの皆さんの優しい目が見られて、ライブ中は私もニヤニヤしていました」と喜んでいた。
この日は有料配信も行っており、今後も観客を入れてのライブと配信を組み合わせながら、新しい生活様式の中のパフォーマンスを探っていく。
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