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南区 社会

公開日:2020.07.30

旧横総高跡に武道館開館
市初の本格施設

  • メインのアリーナで行われた開館式典

  • 木が基調の外観

 横浜市の公共施設として初めて本格的な武道場を備えた「横浜武道館」が7月24日、中区翁町2丁目の旧横浜総合高校跡地に開館した。

 市内には、県立武道館が港北区にあるが、本格的な武道場を備える市施設がなかったため、武道団体らが20年以上前から設置を求める活動を続けていた。

 武道館新設は9月に閉館する横浜文化体育館(文体)の再整備事業の一環で、メインアリーナの文体に先行してサブアリーナ施設として整備された。新しい文体は2024年に開館する予定。

 武道館は地上4階建てで、延べ床面積は約1万5千平方メートル。1階に武道場と多目的室。2階がアリーナ。3、4階は吹き抜けで、本部室やラウンジがある。武道場の観覧席は約500席、アリーナは3千席。

 開館に先立ち、18日に式典が行われ、市スポーツ協会の関係者など約380人が参加した。アトランタ、シドニー、アテネの五輪で3連覇を成し遂げた柔道家の野村忠弘さんが演武を披露。豪快な背負い投げを見せ、華々しく開館を祝った。

 この中で林文子市長は「武道館の設置は、関係者をはじめ、私たちの悲願だった」と話し、今後の活用に期待した。

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