南区を中心に活動する中学生の硬式野球チーム「横浜南リトルシニア」が8月1日から行われた日本選手権大会南関東支部代表決定トーナメントに出場し、3位に入った。上位2チームまでに与えられる全国大会の切符は逃したが、昨年の台風でホームグラウンドが崩壊し、チームが苦境の中、県勢最高順位に関係者は周囲への感謝を忘れなかった。
日本選手権はシニアリーグの最高峰の大会の一つ。横浜南シニアが所属する南関東支部(神奈川県、静岡県)からは2チームに出場権が与えられる。支部の59チームの中から予選リーグ上位の30チームがトーナメント戦で出場権を争った。
南シニアは1、2回戦を快勝。準々決勝では多くのプロ選手を輩出し、全国制覇4回の実績がある青葉緑東シニアを延長戦の末、6-5で下し、ベスト4進出。15日の準決勝は全国大会の常連、静岡裾野シニアと対戦。序盤からリードを許す苦しい展開となり、4-9で敗れた。
神奈川県勢では唯一のベスト4。同チームの北井茂会長は「59チームのベスト4はすごいこと。選手は本当に頑張った」と振り返った。千葉県にあるチームの専用グラウンドは昨年9月の台風で崩壊。OBらが寄付金で支援し、保護者も協力して復旧作業に励み、グラウンドが使用できるようになった。北井会長は「保護者たちの気持ちが子どもにも伝わったのではないか」と語り、選手と保護者、チーム関係者が一丸となった結果の3位だと評価した。
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