南警察署(田中武志署長)は、中区の伊勢佐木警察署や県警駐車対策課らと合同で違法駐車削減を呼び掛けるキャンペーンを10月22日に横浜橋通商店街近くの大通り公園で行った。これは10月22日から31日までの「違法駐車追放強化期間」に合わせたもので、区の垣根を越えて交通事故防止などを目指す。
区内減少傾向も
神奈川県警によると、昨年の県内の放置駐車違反は約12万4千件で、全国で3番目に多い。南区はいずれも9月末時点の比較で昨年の2721件から2125件に減っている。違法駐車の取り締まりが民間委託された2006年から減少傾向だが、中区にまたがる大通り公園周辺の繁華街は交通量や人通りが多く、違法駐車が目立つという。
違法駐車は道幅を狭め交通渋滞を招き、救急車などの緊急車両の走行の妨げになる。また、運転手の死角が広がることで歩行者の飛び出しなどに気付くのが遅れ、交通事故の発生も懸念される。
「違反駐車をゼロにしよう」を合言葉にしたキャンペーンには警察のほか、南、伊勢佐木の両交通安全協会なども参加し、啓発物を配布。「迷惑駐車はやめましょう」と書いたのぼり旗を立て、通行人や信号待ちの運転手に注意を呼び掛けた。南署の田中署長は「違法駐車の取り締まり強化が交通事故や渋滞発生防止などにつながる。各警察署や県警本部、外郭団体、地域の皆さんと協力し、1件でも多くの違法駐車を取り締まりたい」と話し、今後も地域と連携して呼び掛けるとしている。
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