1982年開設。発掘調査で見つかった出土品や資料を保管し、地域の歴史や文化の成り立ちなどが学べる。新型コロナウイルスの影響で今も開催中止の講座があるが、感染症対策に講じた上で少しずつ元の姿を取り戻している。
住民に郷土史などへの関心や理解を深めてもらおうと、2カ月に1回のペースで「考古学講座」を開催。県内で発掘調査などに携わる考古学や埋蔵文化財の専門家が講師を務め、最新の研究成果に基づいた内容を分かりやすく解説する。
また、土器や石器などの出土品を模写する「出土品ぬり絵」や縄文人の顔つきや表情を思い浮かべながら作る「縄文顔クッキー」といった体験講座も行う。
後世に語り継ぐ
地域の子どもが土偶や勾玉作りを体験できる教室や出土品の発掘現場を見学できる講座を毎年夏頃に開催(今年は新型コロナのため中止)。将来、歴史を語り継ぐ人材の育成に力を注ぐ。
そのほか、中村小学校の児童が社会科見学で同センターの資料閲覧室を訪れ、職員から昔の横浜港周辺の様子や人々の暮らしを教わる。同センターの恩田勇主幹は「施設の存在を知らないという人も多いと思う。コロナ禍でもできることを考え、広報も頑張りたい」と話している。
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