来年の東京五輪・パラリンピックを前に南消防署によるテロ災害を想定した対応訓練が11月11日、阪東橋公園で行われた。
訓練には南消防署のほか、市消防局の機動特殊災害対応隊、戸塚消防署の鳥が丘大型除染隊が参加した。さらに、外国人住民への対応も想定し、南消防団から英語が話せる団員と中国籍団員の2人が加わった。
飲食店で何者が化学物質を散布し、複数の負傷者が発生したという想定で訓練が進められた。2人の消防団員は日本語、英語、中国語の順で周囲に避難を呼び掛けるアナウンスを行った。消防隊は防護服を装備した上で飲食店から逃げ遅れた人を救助し、水を使って除染したり、人工呼吸を行うなどした。その間も2人の団員は、状況を説明し、具合が悪い人がいないかを尋ねるアナウンスを続けた。
訓練を終えて、日本語、英語でアナウンスした消防団員の高橋ちぐささんは「早口にならないように気を付けてアナウンスした」と振り返り、南消防団初の外国籍団員でもある中国籍の林海国さんは「中国語が聞こえれば、避難する人も安心できるはず」と語った。
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