前身は横浜市青少年図書館で1970年開設。その名残りからか、施設には約2万9千冊の書籍が並び、毎月50冊ほどの新刊が届く。昨今の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、職員は「利用者に健康状態を気にかけてほしい」との思いで、おすすめ本コーナーには健康にまつわる本を置くなどの工夫を凝らす。
隣接する睦地域ケアプラザや市南福祉授産所と共催する夏祭り(今年は新型コロナの影響で中止)が目玉の行事。地域団体による模擬店や発表会など、多くの家族連れでにぎわう。
そのほか、キッズダンスチームが活動拠点にするなど、サークル活動も活発に行われている。
教育の拠点に
「地域との共生」を合言葉にする施設では、子どもの教育推進に力を入れる。毎年1月には地元のNPO法人などと協力し、高齢者が小学生にちぎり絵やわら細工、昔遊びなどを教えるイベントを開催。異世代交流の機会を創出する。
また、地域の大人が子どもに学校の勉強を教える「みなみ希望教室」を週2回実施し、微笑ましい光景が目に映る。
西田稔館長は「今年は前身から50周年。長年地域に根差した取り組みを行っている施設として、今後も皆さんの輪が広がる企画を考えていきたい」と話している。
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