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事業者向け経営支援【1】 悩み事に専門家が対応 ＩＤＥＣ横浜 無料出張相談
ＩＤＥＣ横浜の専門チームによる出張相談
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、南区役所は区内の事業者を支援しようと、市の外郭団体である公益財団法人横浜企業支援財団（通称・ＩＤＥＣ（アイデック）横浜）と連携し、相談窓口を紹介する取り組みを始めた。
コロナ禍に苦しむ事業者へアドバイスを続けているＩＤＥＣ横浜とそこに寄せられた相談・支援例を５回にわたって紹介していく。
ＩＤＥＣ横浜は、中小企業支援法に基づき、横浜経済の活性化などを目的に設立された公益財団法人。職員が企業を訪問し、経営課題などを掘り起こし、解決へ向けた支援メニューを案内する企業支援のプロ集団だ。
事業者がＩＤＥＣ横浜に電話をするだけで、中小企業診断士らの専門相談チームが会社、事業所を訪問してくれる。出張相談では事業者から話を聞き、抱えている悩みや課題を整理してくれる。
コロナ禍で増えているのが家族経営や小規模事業者からの相談。「日々の仕事に追われて課題が分からない」「家族経営で家計と整理できず、資金繰りが心配」「人手がなく、相談窓口に行く時間がない」といった悩みなど、小規模事業者ならではのものが多い。悩みや要望を聞いた上で専門家が適切な方法や支援先を紹介してくれる。また、煩雑と言われることが多い国や県、市による補助金、助成金の申請書の書き方やどの制度が適用できるかなどもアドバイスしてくれる。相談は無料で何度でも対応してくれるのが心強い。
ＩＤＥＣ横浜は「どんな小さな悩みでも結構です。まずは電話でご連絡ください」と呼び掛けている。
次回は実際にＩＤＥＣ横浜に寄せられた相談例を紹介する。
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