みなみ桜まつり
蒔田公園 久々に活気
5年ぶり、踊りの花咲く
3月28日
新型コロナウイルスの影響で思うように活動できないこども食堂などの子どもの居場所を支援しようと、南区の居場所運営者らで組織される団体が1月から子どもへの食品配布を行っている。団体を支援するもので、配布は昨年8月から10月に続いて2回目。2度目の緊急事態宣言でも活動が続けられるように各団体は工夫している。
居場所運営団体による「南区子どもの居場所づくりネットワーク」は昨年、コロナ禍で活動が停止している団体を支援しようと、南区役所と協議。区予算で購入した菓子やレトルト食品を希望する団体に配布してもらう「フードパントリー」と呼ばれる形式を進めた。この取り組みを「南区げんきごはんプロジェクト」と名付け、希望した16団体へ合計600人分の食品を渡した。各団体は8月から10月にかけて配布を実施。これが活動再開の契機となったほか、今まで居場所に来ていなかった親子が訪れたり、新たな担い手が加わるなどの効果も見られた。好評だったため、第2回が企画された。
14団体が550人分
今回は550人分の食品を用意。1月から2月にかけて14団体が配布する。1月23日は睦地域ケアプラザで月1回、カレー食堂を開く障害者支援団体「たんぽぽクラブ」が弁当販売と同時に食品配布を行った。同プラザでは、ほかの2団体も月1回、食堂を開いていたが、たんぽほクラブを含めて現在は弁当販売に切り替えて活動している。この日は弁当購入者に支給されたレトルト食品などを約50人分配布した。たんぽぽクラブの伊藤昭子さんは「お菓子をあげて喜んでくれる子どもがいて良かった」としていた。場所を提供する同プラザ側は「居場所が毎週あることで町内会や地域の理解が進んでいる」と活動を継続することの意義を強調する。
区役所こども家庭支援課は「プロジェクトを通して新たなつながりが生まれたり、居場所の存在を地域に知ってもらうきっかけになれば」と活動を支援していく。
|
|
|
|
|
|