中村地区社会福祉協議会が発行する広報紙「社協だより 『みどりと風と』」が工夫を凝らした紙面作りで注目を集めている。
「社協だより」は連合町内会ごとに発行するもので、大半が年1〜2回、活動紹介や今後の行事予定を掲載することが多い。
同地区は年1回発行で、以前は文章と写真が中心だった。編集委員の小川正治さんは「いろいろな広報紙やチラシが地域で配布される中、まずは目にしてもらわないと」と2018年発行の第23号から見た目を刷新。A4判6ページの中にカラフルなイラストを多く盛り込んだ。同号は中村地区に多くある「サロン」を紹介。マップを大きく入れて、場所を分かりやすくした。19年の第24号は区内で多発する振り込め詐欺による被害を減らそうと、表紙に「南区で3億円!!」と大きな赤文字を入れ、前年の南警察署管内の被害額を印象に残るように伝えた。詐欺防止策について警察署に取材をするなど、内容も工夫。20年の第25号は防災について考えてもらおうと、自宅や避難時の備えを紹介。表紙には災害情報の発信先となる区役所の電話番号を大きく載せた。
編集委員は小川さんら6人。いずれも民生委員の現職か経験者で地区のさまざまな立場の人と接する中で掲載内容のヒントをつかもうとしている。3月発行の第26号はコロナ禍の健康づくりと防災の備えについて聞くチェックシートを掲載することにした。
編集委員は「読んだ人の反応が分かりづらいので、ぜひ感想を教えてほしい」という。26号は7千部発行し、地区の全戸に配布する予定。
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