横浜高島屋=西区=が2019年9月から段階的に進めてきた地下食料品フロアの増床計画が完了し、最終エリアが3月8日にプレオープンした。グランドオープンは緊急事態宣言解除後の予定。
増床エリアは高島屋の既存食料品フロアと一体的になるよう、相鉄ジョイナス地下1階の一部に出店。これにより高島屋の食料品フロアは1.5倍となり、国内最大級の「デパ地下」の誕生となった。県内初の人気のスイーツ店や惣菜店が多数出店し、SNSでも話題に。中でも今回の最終増床エリアの目玉が約40ブランド、500種類以上のパンを販売する「ベーカリースクエア」だ。
毎日が「パンフェス」
売場は中区元町の「ブラフベーカリー」や県内初出店といった人気の7店が常設されるほか、株式会社ハットコネクト=西区=との共同開発で県内約30店のパンを集め、日替わりで販売。店主の写真付き紹介パネルと共に約200種類が店頭に並ぶ。
横浜高島屋の青木和宏店長は「『毎日がパンフェスみたい』との声も多く、我々の想定以上の反響。人気店と地元のパン店を組み合わせた売場を実現できたのも百貨店だからこそ」と話す。同売場での販売が知名度アップや販路拡大になるとして、地元パン店の支援にもつなげていきたい考えだ。
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