南区大岡に接する磯子区岡村に4月1日、岡村西公園=岡村4の800の1=が開園した。旧県立外語短期大学付属高校の跡地に整備され、子ども向けの遊具や健康づくりに役立つ器具を設置。新たな地域の憩いの場として期待されている。
同公園は2008年に閉校した外短付属高、11年に閉校した外語短期大学の跡地に整備。市では13年に学校跡地を公園として整備する方針を決め、17年から工事を進めてきた。
公園には、雨水を地下に貯留して夏場でも体感温度を低く感じさせるグリーンインフラを導入。約1万2千平方メートルの敷地に草地広場や複合避具、トイレがあり、健康器具も8基備えた。広場の外周は約340mのランニングコースとなるなど、大人の健康づくりにも活用できるように配慮されている°さらに、シンボルとして高台に日時計が設置され、高台からはみなとみらいの風景を見渡すことができる。
工事中には、同高の生徒が1996年に埋めたタイムカプセルが出土。開園前にあった説明会で卒業生に職員から中身が渡された。各生徒が10年後に向けた手紙や写真、カセットテープなどが入っていた。関係者によると、埋めた10年後に掘り出す予定だったが、目印がなくなったことで発見できずにいたという。当時カプセルを埋めた代表として、中身を受け取った中村有里さんは「まさか見つかるとは思わなかった。みんなにも渡したい」と話した。
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