横浜健康経営認証【1】 クラスAAA 毎日が「ノー残業デー」 井土ヶ谷下町 石井商事(保険業)
従業員の健康保持・増進を図るため、経営的視点から健康づくりに取り組む市内企業を認定する「横浜健康経営認証」に、南区の9者を含む260者が新たに認証された。認証期間は2023年3月末までの2年間。最上位のAAAからAの3クラスに区分し、認証している。
認証企業がどのような取り組みを進めているのか、シリーズで取り上げる。初回は井土ヶ谷下町の保険代理店、石井商事の社内制度を紹介する。
働きやすさを優先
同社は損害保険や生命保険などの代理業のほか、地域の保険代理店をサポートする業務も行っている。社員は15人で社内はアットホームな雰囲気。足立和夫会長は「朝から笑いが絶えない会社。社員に気持ち良く働いてもらうことを第一に考えている」と話す。
「毎日ノー残業デー」が合言葉。営業ノルマを設けないなど、定時で帰れる体制を整える。仕事と家庭の両立ができるように時短勤務も積極的に推奨。生き生きとした表情で働く社員が目立つ。
活躍の場を長く
人生100年時代に向け、社員が長く活躍できる職場づくりに徹し、任意で定年を75歳までとする。20代から80代の幅広い世代が支え合い、ベテラン社員が率先して若手の育成などに力を注ぐ。「ベテランの経験値と若手のひた向きさが合わさることで会社が元気になる」と足立会長。
社員の健康を守るため、人間ドックの数値が悪い社員を気遣うなどフォローする。それによって、重病の早期発見につながった例も実際にあるという。足立友和社長は「AAAの企業として他社の模範になれるように、これからも社員の働きがいを尊重していきたい」と意欲を示す。
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