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南区 社会

公開日:2021.04.15

弘明寺で事故防止を啓発
パレードに南安協ら

  • 関係者がプラカードを持って啓発した

 春の全国交通安全運動期間中の4月8日、南区交通安全対策協議会が主催するパレードが弘明寺商店街で行われた。約50人の関係者らはマスクを着用するなど、感染症対策を講じた上で買い物客や通行人に交通ルールの徹底を呼び掛けた。

 昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中止になったパレード。新入学児童や園児などの「子どもたちを交通事故から守る」などが目的で、毎年、同運動期間中に開催されている。

 例年は警察音楽隊の演奏や横浜商業高校バトントワリング部の演技に合わせ、蒔田公園から南警察署まで事故防止などを呼び掛けるが、今年はコロナ禍のため規模を縮小して行った。

 この日は南警察署や南交通安全母の会、各種ボランティア団体など10団体、約50人が参加。プラカードを持ち、弘明寺商店街の利用者に交通ルールを守るように呼び掛けた。ドライバーと歩行者、自転車利用者に注意を促す啓発物を配った。

 パレードに参加した南区の松山弘子区長は「運転者と歩行者が互いに譲り合うといった思いやりの心を持ち続けていただければ」と話した。南交通安全協会の置田光男会長は「赤信号で横断する歩行者も見られる。『安全は心と時間のゆとりから』を合言葉に各団体と連携強化に励みたい」と語った。

交流イベントも実施

 パレードの前に、地域住民が警察官と交流できるイベントが行われた。白バイや県警察本部の全国に1台しかないパトカーが出動。多くの家族連れでにぎわい、警察官との交流を楽しんだ。

 南署の田中武志署長は「地域の皆さんと信頼関係を築き、一緒にまちの平和を守りたい」と話し、飲酒運転などの取り締まりを強化していきたいとした。

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