南区 社会
公開日:2021.04.22
別所中里台中村さん
自宅で認知症予防講座
コロナ禍で知恵絞る
認知症の予防に取り組む別所中里台の中村仙子さんが、このほど、自宅を使った講座を開いた。
中村さんは、認知症サポーター養成講座の講師役となる「キャラバン・メイト」の一員。キャラバン・メイトによる講座は公共施設で行われることが多いが、コロナ禍で大人数を集めての開催が困難になり、少人数で自宅での開催を企画した。
市健康福祉局と認定NPO法人「市民セクターよこはま」の協働事業である「まちかどケア事業」の取り組みとして講座を開催。近所に住む4人の女性が参加した。
認知症の基礎的な知識を説明した上で、日ごろの生活で取り入れられる予防活動を紹介。「三百六十五歩のマーチ」や「しゃぼん玉」などのおなじみの曲を歌いながら、指を折ったり、膝を叩くなどした。リズムに合わせて規則的に指や手を動かすことで、脳に刺激を与えるねらいがあるという。
参加者からは「頭では分かっていても、ついつい手を動かしてしまったりして、意外な発見があった」などの感想が聞かれた。
中村さんは「感染予防策を講じながら、家の中というリラックスできる雰囲気で、認知症のことを知ってもらい、予防につなげられれば」と話していた。
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