横浜健康経営認証【3】 クラスA 命と財産守る 六ツ川 加藤機器製作所(建設業)
仕事は生活の一部
1947年創業の株式会社加藤機器製作所(内田卓夫社長)は設備工事などを行う建設会社。市営地下鉄や商業施設、地域の学校などの消防設備を点検し、安全を守る。
社員は7人と少数精鋭。真夏は気温35度を超える中での作業が連日続くため、社員は熱中症予防のあめ玉を携帯して体調を整える。飲料代の負担軽減を考え、内田社長が自らスポーツドリンクなどを差し入れする。
「ライフワークバランスの促進」をテーマに掲げる同社は有給休暇と時短勤務を推奨。学校が長期休暇に入る繁忙期を除き、最低10日以上は有給休暇を取得するように呼び掛けている。
内田社長は「仕事が生活の中心ではなく、生活の一部分に仕事があるようなイメージを持って自分の時間を大切にしてほしい」と話し、プライベートの充実を願う。
防災の拠点に
東日本大震災や熊本地震の復興支援に限らず、大規模災害に備えた支援の仕組みづくりに力を注ぐ。2019年に関東地方などを襲った「東日本台風」を契機に、事務所を緊急避難所として開放できる環境を整え、発電機や電動工具の貸し出しも検討する。
内田社長は「社員や地域の皆さんの命と財産を守れる会社であり続けられるように、これからも精進したい」と意気込みを語った。
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