神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2021年6月17日 エリアトップへ

井土ヶ谷パチンコ店 子育て広場に食品寄付 食べ残し減に貢献

コミュニティ社会

公開:2021年6月17日

  • LINE
  • hatena
食料品を美甘会長(左)に手渡す篠崎店長
食料品を美甘会長(左)に手渡す篠崎店長

 井土ヶ谷下町のパチンコ店「ドキわくランド井土ヶ谷店」が賞味期限が迫った景品用食料品を井土ヶ谷上町の親と子のつどいの広場「えの木」に5月から寄付している。地域の食支援や食品ロスの削減に留まらず、住民に「もったいない」「まだ食べられる」などの意識を持ってもらうことにつながっている。

 政府によると、日本の食品廃棄物等は年間2531万トン。その内、600万トンは、まだ食べられるのに売れ残りや期限が近いなどを理由に捨てられている。

 ドキわくランドの各店舗は景品で余った食料品をこども食堂などに寄付する取り組みを数年前から行っている。井土ヶ谷店も食品ロスを減らそうと、寄付先を探したが、未開封で賞味期限まで2カ月以上あることなどの条件が壁になっていた。

住民の意識改革に

 支援を受け入れたのは井土ヶ谷地区社会福祉協議会(美甘康信会長)。同地区社協は「食品ロスの削減」を掲げ、日頃から住民に消費期限と賞味期限の違いを説明し、理解を促している。美甘会長は「賞味期限は多少過ぎても問題ない。自分で食べられるかを判断することが食べ残しの減少につながる」と語る。

 食品ロスに対する双方の思惑が一致し、同店は同地区社協と連携する井土ヶ谷地区連合町内会が運営する親と子のつどいの広場「えの木」に5月から月2回寄付。コロナ禍で自宅時間が増えて食事の準備に困る利用者などに喜ばれている。「食べ残しを出さない」との意識改革をした家庭が多く、買い物の際は賞味期限が迫った商品を優先して購入する人も増えた。

 6月11日には同店の篠崎達也店長=人物風土記で紹介=が餅、菓子、水などが入った段ボール3箱分の食料品を美甘会長に手渡し、美甘会長が感謝の言葉を贈った。

高齢者の孤立防ぐ

 寄付されたものは「えの木」だけでなく、井土ケ谷上町第二町内会の西條幸一会長らが一人暮らしの高齢者世帯を訪問して配布。コミュニケーションを取る機会を失った人にとって、貴重な時間になっている。

 篠崎店長は「食べ物や水がより多くの人に行き渡るように寄付を継続していきたい」と話し、地域のニーズに応える新たな取り組みも模索している。西條会長は「地元に直接、寄付してもらえるのでいち早く住民に配れる。忙しい中、まちのことを考えてくれる関係者の皆さんに感謝したい」と話した。
 

南区版のトップニュース最新6

蒔田公園 久々に活気

みなみ桜まつり

蒔田公園 久々に活気

5年ぶり、踊りの花咲く

3月28日

防災学び 地域に伝える

蒔田中2年生

防災学び 地域に伝える

災害への備えなど発表

3月28日

森の保全団体に寄付

太田小6年生

森の保全団体に寄付

三浦での環境学習契機に

3月21日

蒔田公園 5年ぶり大舞台

みなみ桜まつり

蒔田公園 5年ぶり大舞台

23、24日 模擬店やステージ

3月21日

福祉避難所 課題浮き彫り

福祉避難所 課題浮き彫り

火防協研修で図上訓練

3月14日

子育て手続き スマホで

横浜市

子育て手続き スマホで

6月末、アプリ配信へ

3月14日

横浜しだれ桜の寺「普門院」樹木葬墓地

ご家族ご夫婦だけの区画 庭園型永代供養墓苑 0120-426-350

https://www.youtube.com/watch?v=YEcUswIppIk

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

南区出身 気鋭の落語家

関内ホール企画出演中

南区出身 気鋭の落語家

春風亭かけ橋さん

4月24日~4月24日

南区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook