市立永田中学校出身で県立舞岡高校=戸塚区=陸上部3年の野間晴喜さん(18)が6月にあった関東高等学校陸上競技大会(南関東)男子400mで4位に入り、7月28日から福井県で行われる全国高校総合体育大会(インターハイ)に出場する。初の全国大会では自己記録更新で上位を目指す。
野間さんは、5月の県大会で52人中1位になり、6月13日に等々力陸上競技場=川崎市=で行われた神奈川、東京、千葉の学校が参加する南関東大会へ進んだ。予選で48秒36をマークし、決勝へ。そこでは48秒01と自己ベストを更新しての4位となり、初の全国大会出場を決めた。
野間さんは永田中学校時代は陸上部に加え、硬式野球チーム「横浜南シニア」にも所属していた。中学後半から陸上一本に絞った。当時は県大会の予選止まりのレベルだったが、舞岡高に進んでから飛躍した。顧問の脇田浩介教諭の指導により、フォームを改善したことでスピードが増したという。
昨年は2月に足首のじん帯を損傷。コロナ禍で休校になった際も自宅そばでの走り込みを欠かさなかった。しかし、痛めた足首で走り続けた結果、6月に疲労骨折に見舞われる。復帰後は県大会に進み、自己ベストの49秒33で3位に入り、10月の関東大会の切符を手にした。そこではベストに及ばず、予選敗退。
悔しさを力に
悔しさと全国大会への思いを強くして望んだ今シーズン。一気に自己ベストを1秒以上縮める飛躍を見せ、48秒台に突入し、インターハイに挑む。全国の舞台を前に野間さんは「周りからの祝福の言葉が嬉しい」と喜びを語る。
脇田教諭は「以前よりも緊張して硬くなったりせず、冷静な走りを見せてくれた。もう一段階調子を上げていきたいところ」と激励する。
自己記録目指す
野間さんは以前から同校の2学年先輩で、2019年の国体400mで4位に入った平井聖人さんを目標にしてきた。先輩は47秒89の記録で全国4位。野間さんの自己ベストもそこまでわずか0秒12に迫っている。「自己ベストを更新し、決勝を目指して頑張りたい」と先輩を超える活躍を誓った。
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