南区は川柳を使った認知症普及啓発動画を公開し、市が進めている「もの忘れ検診」の受診につなげようとしている。
認知症が身近なものであることを知ってもらおうと企画したもの。9月21日の「世界アルツハイマーデー」にちなんでこの時期に公開した。
動画は120秒で、全国有料老人ホーム協会が募った「シルバー川柳」の入選作品から「何をしに ここに来たかと 考える」など、もの忘れに関係するものをアニメーションとともに紹介。その後は横浜市が進めている無料のもの忘れ検診について説明している。
音声ありの120秒の本編と30秒で音声なしのダイジェスト版があり、南区役所のサイトや市公式YouTubeチャンネルで本編、区役所内でダイジェスト版が放映されている。11月15日から12月10日までは市営地下鉄でも放映予定。
早期発見で重症化予防
市は認知症の疑いのある人を早期発見し、診断と治療につなげることで重症化予防を図ることを目指している。そのために、無料の認知症簡易検査「もの忘れ検診」の受診を呼び掛けている。対象は65歳以上の市民で認知症の診断を受けていない人。検診は市内166カ所の医療機関で行っている。南区では8月時点で10カ所が対象。
南区高齢・障害支援課は「この動画を通してもの忘れ検診の受診を促したい」としている。もの忘れ検診に関する問い合わせは同課【電話】045・341・1139。
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