お三の宮日枝神社(角井瑞宮司)=山王町=の大神輿が9月18、19日に公開された。神輿は一部に破損などが見られることから、大規模な復元修繕を行うことが決まっており、次に見られるのは神社創建350年にあたる2023年となる。
大神輿は1934年に作られた。豪華な装飾が施され、高さが約5mあり「横浜随一の大きさ」とも言われる。同神社の例大祭ではかつて、3日間にわたって飾り立てた牛が引いていたが、現在は小型トラクターがけん引して巡行している。
今年の例大祭でも南区や中区の氏子地区を巡行する予定だったが、感染症拡大防止のため、巡行は取りやめ、神社裏手の神輿庫で公開された。
18日は時折、強い雨が降る中、同神社を90年近く見守ってきた大神輿に手を合わせる人が多く見られた。大神輿は年内に神社から運ばれ、1年以上をかけて修繕するため、来年の例大祭での巡行はない。
奉賛金募る
神社は創建350年の奉祝記念事業として、大神輿の修繕と神輿庫の耐火・耐震工事を行う。ほかにも、境内の整備や社務所の屋根葺き替えも予定し、総事業費は7千万円で広く奉賛金を募っている。角井宮司は「横浜市民の財産ともいえる大神輿を永代に残すための整備で、賛同していただければ」と呼び掛ける。
記念事業に関する問い合わせは同神社【電話】045・261・6902。
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