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南区 スポーツ

公開日:2021.09.30

寝技の攻防競う
 武道館でブラジリアン柔術

  • 寝技の攻防を繰り広げる選手

 ブラジリアン柔術の大会「全日本マスター柔術選手権」が9月24日から26日まで、横浜武道館=中区=で行われた。

 ブラジリアン柔術は関節技や絞め技を中心に争われる競技。ブラジルがルーツだが、現在は米国が中心。今大会を主催した日本ブラジリアン柔術連盟の中井祐樹会長によると、同連盟には約300団体が加盟。競技人口は約5万人とされる。

 同選手権は30歳以上の人が年齢、階級別などで争うもの。3日間で延べ1千人が出場した。

キン肉マン作者も

 1970年以前生まれの「マスター5」の白帯ライト級(76kg以下)には、『キン肉マン』作者のゆでたまご嶋田隆司さん(60)が出場。今年1月に約25年ぶりに柔術に復帰した嶋田さんは、トーナメント戦の初戦で試合開始から約1分で相手の肩固めで失神負けを喫した。それでも試合後は「悔しいけれど、嬉しい」と清々しい表情で語り、「ここから『火事場のクソ力』を信じたい」とキン肉マンのように、戦いを続けたいとした。

 中井会長は「ブラジリアン柔術は年齢を重ねても続けられる。大会を続けながら、多くの人に競技を知ってもらいたい」と話した。8月の全日本選手権も横浜武道館で開いており、「武道館の畳や環境が素晴らしい。ここで大きな大会を開ければ」と語った。

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