南区版 掲載号:2021年12月9日号 エリアトップへ

精神障害当事者 「焦らず、希望持って」 区主催講演会で芸人語る

社会

掲載号:2021年12月9日号

  • LINE
  • hatena
加賀屋さん(左)と松本さん
加賀屋さん(左)と松本さん

 統合失調症の当事者から話を聞き、精神障害への理解を深め、人権や自殺対策について考える南区主催の講演会が12月2日、吉野町市民プラザで行われた。お笑いコンビ「松本ハウス」の2人が差別のない社会の実現を訴え、精神障害者へのメッセージを送った。

 南区役所が主催する「人権啓発・自殺対策事業講演会」として行われたもの。会場の同プラザに80人、インターネットの動画配信を通して約100人が視聴した。

 統合失調症の当事者であるお笑いコンビ「松本ハウス」のハウス加賀谷さんと相方の松本キックさんの2人が講師を務めた。加賀谷さんは中学生のころ、常に自らの悪口を言われているように聞こえる幻聴の症状が出た。心療内科に通いながら、16歳の時に精神疾患のある人が集団で生活するグループホームを紹介され、そこで落ち着きを取り戻すようになった。

 その後、好きだったお笑いへの道へ進み、松本さんと出会って1991年に「松本ハウス」を結成する。松本さんは、コンビ結成後に加賀屋さんの症状を知らされたが、それを受け入れて活動。「ボキャブラ天国」などの人気番組に出演するまでになった。

 しかし、お笑いライブのコンテストで審査員からの講評で「どうして障害者が舞台に上がっているんだ」と心無い言葉をぶつけられるなど、ストレスを感じることが増え、幻聴や幻覚などの統合失調症が悪化。99年に芸能活動を休止した。

 入院生活を送る加賀屋さんに対し、松本さんは「また舞台に立ちたい思いはあったけれど、『早く良くなって』『待っているから』などの言葉はかけなかった」とプレッシャーを与えないようにしたという。症状が改善した加賀屋さんは、10年のブランクを経て、2009年に芸人復帰。現在は症状が落ち着いており、月1度の通院を続けながら、自身の経験を語る講演を続けている。

 加賀屋さんは「自殺を考えたこともある」といい、今でも精神障害者への偏見があるとした上で「偏見をどう感じてどう生きるかが大事」と力説。自身が10年のブランクを経て復帰したことを振り返り、「大切なのは焦らないことと諦めないこと、希望を持つこと」と結んだ。

 参加者からは「加賀屋さんの体験から精神障害者の葛藤が感じられた」などの感想が聞かれた。

南区のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://ceremonyhouse.jp

<PR>

南区版のトップニュース最新6

永田台小に環境大臣賞

永田台小に環境大臣賞 社会

米作り、ごみ削減など評価

6月30日号

服譲って無駄なくす

南太田夢学童保育

服譲って無駄なくす 社会

保護者の声受け初企画

6月30日号

地元竹で郷土愛醸成

南永田山王台竹遊会

地元竹で郷土愛醸成 文化

2年半ぶりに活動発信

6月23日号

水ろ過装置 オデーサへ

井土ケ谷日本濾水機

水ろ過装置 オデーサへ 社会

製品3台を横浜市購入

6月23日号

67年ぶり 春関東準優勝

Y校軟式野球部

67年ぶり 春関東準優勝 スポーツ

夏に向け、収穫得る

6月16日号

オンライン化推進に本腰

横浜市

オンライン化推進に本腰 社会

行政手続の利便性向上へ

6月16日号

あっとほーむデスク

  • 6月30日0:00更新

  • 6月23日0:00更新

  • 6月16日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

中村で七夕フェスタ

中村で七夕フェスタ

3年ぶり開催へ

7月3日~7月3日

南区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2022年6月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook