みなみ桜まつり
蒔田公園 久々に活気
5年ぶり、踊りの花咲く
3月28日
蒔田町在住で飲食店を経営する松野和喜さんが昨年12月から、子どもに無料か安価で食事を提供する「こども食堂」を月1回、蒔田コミュニティハウスで開催している。蒔田地区では初の定期的なこども食堂で、松野さんは「地域の役に立ちたい」としている。
子どもの表情見て
松野さんは10年前から共進町で飲食店を経営しているが、新型コロナウイルスの影響で店の売り上げが激減した。
先の見えない不安を抱える中、まちを見渡すと、どこか元気がない子どもたちの表情が気になった。「悲しい表情をする自分と重なり、他人事とは思えなかった」と子どもの役に立つ取り組みを模索した。
飲食店の経験を活かす方法を考える中、収入が減り、食事に困っている家庭があることをニュースで知った。「保護者の負担を減らせれば、子どもの不安が和らぐ」と知人と協力し、こども食堂を始めることにした。
活動を形にするため、南区役所に相談。睦地域ケアプラザの職員で、毎週土曜日に同所で開かれているこども食堂の運営を支援する地域活動交流コーディネーターの森博昭さんを紹介された。
コミハで第1土曜日
森さんは松野さんにひとり親世帯が多い蒔田地区での実施を提案し、松野さんは「日ごろからお世話になっている地域の役に立てれば」と同意。第1土曜日に定期開催することに決めた。蒔田コミュニティハウスが場所を提供し、昨年12月に1回目のこども食堂「び〜えふえふ」を開催した。周辺地区ではこども食堂があるが、蒔田地区で施設を使って定期的に開かれるのは初めて。
2回目は2月5日に行われた。チキンカレー弁当と駄菓子のセットを無料で40食配り、受け取った子どもたちは笑顔を見せた。松野さんは「本当に支援が必要な家庭に食事を提供していきたい」と話し、こども食堂の継続を目指していく。
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