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南区版 公開:2022年3月31日 エリアトップへ

日枝小6年生 チョコで「公平な取引」学ぶ 卒業前に企画・販売

コミュニティ教育

公開:2022年3月31日

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チョコを販売する児童(左)
チョコを販売する児童(左)

 市立日枝小学校6年1組の児童が開発途上国の生産者を守るための仕組み「フェアトレード」を知ってもらおうと、3月にチョコレート作りと販売を行った。

 フェアトレードは製品を適正価格で継続的に購入し、立場の弱い途上国生産者の生活改善と自立を目指す貿易の仕組み。

 児童は同校図書館でフェアトレードに関する本を読み、南米の途上国の中に不利な労働条件で働く人がいることや収入が得られず生活が苦しい人がいることを学んだ。また、フェアトレードがチョコレート作りに関係していることを知った。

南米産豆を使用

 その後、保土ケ谷区で南米産のカカオ豆からチョコを作って販売する「2U chocolate」の西山佳孝さんに出会い、児童が考えたチョコの製造協力を依頼。児童がカカオの濃度などを考え、数種類を試作。その中で好評だったベネズエラ産のカカオ豆を使ったチョコの製造を西山さんに依頼し、3月14日、15日に校内で保護者や地域向けに販売した。児童はフェアトレードを紹介するチラシを配りながら、2日間で用意した100個を売り切った。

 児童からは「世界には働いてもきちんとした収入を得られない人がいることを知った」「公平、不公平という言葉の意味を考えるようになった」などの声が聞かれた。担任の小島伸幸教諭は「この取り組みを通して、自分たちで考えて動くことを学んだ」と卒業直前に児童が広い視野を持てたことが成果だとした。

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