実験や工作で子どもに科学の楽しさを伝える活動を行う認定NPO法人「おもしろ科学たんけん工房」が今年4月で創立20周年を迎え、「感謝の集い」が5月8日、かながわ労働プラザ=中区=で行われた。
市民主体の体験学習
同団体は、理科の好きな子どもを育てることや市民主体の体験学習の場づくりなどを目的に、2002年4月にNPO法人として発足。15年に認定NPO法人となった。
横浜市や藤沢市の公共施設など約40カ所を使い、毎月約20回の科学体験講座を開いており、南区ではフォーラム南太田を会場にしている。万華鏡ややじろべえなどを作りながら、その仕組みを科学の視点から子どもに考えてもらう取り組みを続けている。
講座受講者4万人
同法人によると、20年間で2091回の講座を開き、4万2049人が参加。講座を行う正会員、準会員は239人。定年後などに地域貢献活動として取り組む人も多いという。
感謝の集いの中では、講座会場になっている小学校や公共施設の関係者に同法人の安田光一代表理事=南区中里在住=から感謝状が渡された。
安田代表理事は「20年前は、開催を知らせるチラシ配布を小学校に依頼してもほとんど断られたが、今では200校が協力してくれている」と感謝の言葉を述べた。さらに、「子どもに知識を教えるのではなく、遊びながら学ぶ体験を通して、科学の面白さを伝えたい」と話し、今後は横浜、藤沢以外の地域でも活動したいとした。
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