南区 社会
公開日:2022.10.27
解散の永田台グリーンエコー
合唱団体 善意銀行へ寄付
「福祉に役立てて」
混声合唱団「永田台グリーンエコー」がこのほど、20年間の活動を終了し、団体が保有していた会費などの8万6969円を10月13日に善意銀行へ寄付した。
グリーンエコーは永田台小コミュニティハウスが企画した童謡を歌う講座の参加者有志が2002年10月に設立。当初、約20人で始まり、数年後には約40人に増えた。月数回、同コミュニティハウスや永田地区センターで練習を行い、南区文化祭の「みんなの合唱祭」や合唱イベントへの出演、永田地域ケアプラザなどの施設に出向き、歌声を披露してきた。
しかし、会員の多くが80代となり、メンバーが減少。コロナ禍も加わり、活動が思うようにできなくなったため、解散を決めた。練習会場使用料や講師への謝金のために会員から集めていた会費が残っており、メンバーで協議して善意銀行への寄付を決めた。
03年に入会し、10年間代表を務めた松本實さんが13日に南区社会福祉協議会を訪れて寄付金を手渡した。松本さんは「南区内の福祉活動に役立ててほしい」と話した。
善意銀行への寄付金は「南区ボランティアセンター運営委員会」の審査を通じて、希望した南区の福祉活動団体の活動支援に配分される。
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