南区 社会
公開日:2022.12.01
関東学院大 関内に新校舎
完成で式典 来春から学生3千人
金沢区から一部移転
関東学院大学がJR関内駅前に建設していた「横浜・関内キャンパス」が完成し、11月24日に開設記念式典が開かれた。現在は金沢区にあるキャンパスの一部の学部、学科が移り、来春から約3300人の学生が学ぶ予定。
同キャンパスは横浜市教育文化センターの跡地に建てられたもの。高さは約75m。地上17階、地下2階で延床面積は約2万7千平方メートル。1階から5階までは市民が利用できる公共的空間に。外観にはレンガ造りの壁を一部取り入れるなど、教育文化センターの歴史・記憶を継承する。6階から8階は就職支援センターやセミナールームなど、9階からは教室やゼミ室などが入る。
市民に施設開放
来年春から新キャンパスで法学部、経営学部、人間共生学部コミュニケーション学科の学生約3300人が学ぶ。最大650人が収容できるホールをはじめ、ブックカフェやコワーキング・スペース、マッチングオフィス、デジタル図書館などがあり、12月からカフェなど一部の施設は市民に開放される。
式典には約400人が参加。学校法人関東学院の規矩大義理事長は、「街に学生がにじみ出るようにかかわっていく。温かく迎え入れていただければ」と都心部の大学として、企業や自治体、住民など、地域との連携を重視する姿勢を示した。来賓として出席した同大卒業生の小泉進次郎衆議院議員は「関東学院がなければ今の私はない」と語り、恩師との出会いが人生を変えたことを振り返った。式典では関東学院中学校高等学校=三春台=のハンドベル部が演奏を披露した。
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