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南区 教育

公開日:2023.03.16

永田台小6年生
手製すごろくで交流会
住民の健康づくり担う

  • 異世代交流を楽しむ児童と住民

 市立永田台小学校(松本久美子校長)の6年生が総合学習の取組として、多世代の健康維持や交流促進を目的に作った「すごろく」をお披露目する交流会を3月9日に行った。保護者や地域の高齢者を招待し、一緒にゲームを楽しんだ。

 すごろくを作ったのは6年2組。昨年4月、クラス替えをしたばかりで互いのことをよく知らない中、ある児童が手作りの人間すごろくを持ってきた。みんなで遊び、クラスの絆を深めるきっかけになったという。

 1年間かけて取り組む総合学習のテーマを探す中、地域に多くの高齢者が住んでいることに着目。クラスに団結心が芽生えた経験をもとに、住民の「頭と心の健康」を促進させるすごろくを作り、保護者と高齢者を招く交流会を企画した。

 すごろく作りで意識したことが健康や遊びづくりに携わる有識者への聞き取りで、南区社会福祉協議会の職員やおもちゃメーカーの社員らに助言を求めた。ゲームに飽きないよう、マスのお題に対して複数のお題を書いたカードを用意し、運動に関するお題は「背伸び」など高齢者でもできる内容に工夫。お金に見立てた「健康ルビー」というポイントを作り、多く獲得した人の勝利になるという遊び心も大切にした。

 交流会では、児童が祖父母ほどの年齢が離れた住民らと談笑し、完成したすごろくをプレー。最後に参加者にすごろくをプレゼントした。担任の三石聡美教諭は「自分たちで一から楽しみを生み出す力や想像力が養われ、地域の皆さんの意外な一面を知ることができたと思う」と学習成果を振り返った。

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