市立六つ川小学校6年1組の児童が3月7日、弘明寺商店街内の「アキナイガーデン」で開発途上国の生産者を守るための仕組み「フェアトレード」を知ってもらうための活動を行った。
6年1組の33人は、市内の市立小中学校が取り組む「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」をきっかけに平和について考えるようになった。その中で、途上国では自分たちと同じくらいの年齢の子どもが農園などで働いていることを知った。そこから、製品を適正価格で継続的に購入し、立場の弱い途上国生産者の生活改善と自立を目指す「フェアトレード」の仕組みに着目。フェアトレード商品を扱う団体や店舗から話を聞いたり、途上国の生産者について調べるなどした。
平和につなげる
その成果を発表するため、2月に弘明寺商店街中央の観音橋でチョコレートやコーヒーなどのフェアトレード商品の販売を行った。盛況だったため、3月7日に2回目の販売会を開催。フェアトレードについて説明した資料を配るなどした。
男子児童は「フェアトレードがまだまだ知られていないことが分かった。フェアトレード商品を買ってくれれば、品物が安くなり、さらに広まるはず」と話した。担任の谷口英幸教諭は「授業を通して、子どもたちは平和だけでなく、世界の状況にも目を向けるようになり、ウクライナやトルコ地震にも関心を示していた」と卒業直前に児童が貴重な体験ができたことが成果だとした。
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