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公開日:2023.04.06
南区県議選
現職2人が無投票当選
自民・新堀氏、立民・岸部氏
神奈川県議会議員選挙が3月31日に告示され、定数2の南区選挙区は、いずれも現職の自民党・新堀史明氏(59)と立憲民主党・岸部都氏(64)の2人が立候補し、無投票で当選が決まった。新堀氏は3回目、岸部氏は4回目の当選だが、いずれも無投票当選は初めて。
県議選南区選挙区は現職の2人以外、立候補へ向けた動きがないまま年明けを迎えた。3月上旬の立候補予定者説明会に過去に川崎市内の選挙区で当選した経験のある元職の男性が参加し、出馬への意欲を示したが、その後「準備時間がない」として断念。結局、現職2人だけが立候補し、無投票当選となった。
2人の候補者はいずれも31日午前に立候補を届け出た後、選挙活動を行い、立候補受付締切の午後5時前に選挙事務所へ戻り、関係者からの連絡を待った。
コロナ後の道筋を
新堀氏は支援者約30人が集まる中で当選の連絡を受け、関係者と万歳をした。無投票だったことについて、「議員のなり手不足は深刻で、この現実を重く受け止めている」とした。3期目に臨むにあたり、「アフターコロナの道筋を確かなものにしたい」と抱負を語った。県民、事業者への経済的な支援に力を入れるとし、夏までに開始される予定の「かながわPay」第3弾の普及に取り組む意向を示した。
子ども施策に力
岸部氏も当選の連絡を受けて万歳をした。有権者の審判を受けなかったことについて「無投票ではあるが、これからの4年を頑張れというエールとも感じる。付託を背に全力で取り組みたい」と語った。今後の取組に関しては「4月1日施行の『こども基本法』に合わせ、国が策定する大綱に沿った具体策が地方行政の大きなウエイトを占める。現場の声を反映させ、神奈川らしい施策を進めたい」とした。
県内12選挙区で
今回の県議選では全47選挙区(定数105)のうち、南区を含む12選挙区で無投票となり、18人の当選が決まった。市内では定数1の西区が3回連続で無投票決着。ほかに定数2の緑区も無投票だった。
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