戻る

南区 トップニュース教育

公開日:2023.05.04

石川小150周年 子ども祝福
児童主体で式典

  • 「石川コール」で盛り上がる児童ら

 市立石川小学校(寺園淳校長、児童数334)で4月26日、創立150周年を祝う「子ども式典」が開かれた。6年生が中心になって企画したもので、学校の歴史を振り返る企画のほか、マスコットキャラクターや盛り上げるためのコールなどが発表された。同校は式典の準備を通して児童が主体的に活動するようになったことを成果だとした。

 同校は1873年4月27日に「養賢学舎」の名前で開校。当初は現在の中村町の「玉泉寺」に校舎があった。1928年に現在地に移転、47年に石川小学校の名称になった。59年には児童数が2千人を超えていたという。これまでに約1万2千人が卒業した。

 「子ども式典」は節目の年を児童が祝おうと企画。昨年秋から現在の6年生が中心になって準備を進めてきた。

コールで盛り上げ

 学校の昔と今を比較した映像では、30年前はニワトリやヤギ、モルモットが飼育されていたことが紹介され、児童から驚きの声が上がった。ほかにも、バースデーソングの演奏・合唱や紙で作られた高さ約2mの「バースデーケーキ」、学校マスコットキャラクターの名前が発表されるなどした。最後は「石川コール」と名付けた盛り上げるためのコールを全員で行い、「石川小 150歳 おめでとう オー」と拳を突き上げた。

 代表の男子児童は「今も昔も楽しく学校に通っていることは変わらない。頼れる仲間と一緒にこれからも楽しい学校を作っていきたい」と語った。式典の中盤に割る予定だったくす玉の接着が弱く、前半で開いてしまうハプニングがあった。それでも司会の女子児童が冷静に進行した。この児童は「臨機応変に対応できた」と振り返った。

 寺園校長は「児童は『自分たちが式典を作る』と主体的に取り組んでおり、半年間で成長を感じた」と話す。保護者らが参加する式典は11月に実施する予定。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

南区 トップニュースの新着記事

南区 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS