南区 教育
公開日:2023.06.08
横総高
防災拠点に案内表示
南区全25カ所に寄贈
市立横浜総合高校の生徒が製作した「避難所掲示セット」が完成し、南区内の地域防災拠点25カ所に寄贈した。
同校は災害時に学校ができる地域貢献方法を考えようと、3月に弘明寺商店街で東日本大震災の被災地の物産販売や現地の高校生を招いて話を聞くイベント「横総大感謝祭」を実施。販売の利益や募金の計13万円を使い、防災拠点でトイレや給水所などを案内する際に使うA1〜A4サイズの掲示用紙を100セット製作。南区と栄区の全地域防災拠点のほか、各区に1セット以上を寄贈した。場所を示す用紙のほか、「泣かない子どもはいない」「外国の人は困っているかも」といった避難所内のトラブルを未然に防ぐための「一言ポスター」も作った。
製作に携わった2年生の鈴木智也さん、鈴木裕也さん、高橋未帆さんとイベント実施に協力したNPO法人「体験活動サポート開港場」の代表で同校元校長の小市聡さんが5月31日、南区役所で行われた地域防災拠点運営委員が集まる会議に出席。製作の経緯や使い方を説明した。鈴木智也さんは「もっと多くの避難所に渡せるようにしたい」と話していた。
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